投稿日 2026.03.31
介護事業の売却、ベストなタイミングはいつ?
業績好調で成長が見込める時期が理想
売却に適したタイミングは「業績が好調で成長が見込める時期」です。具体的には、①直近3年連続で黒字を達成している、②稼働率が80%以上で安定している、③優秀なスタッフが定着している、という3つの条件が揃っている時が理想的です。赤字になってから慌てて売却を考えても、買い手が見つかりにくく、条件も不利になります。介護報酬は3年に一度見直されるため、プラス改定の直後は売却に有利です。
経営者の年齢と市場環境を考慮する
経営者が60歳を超えたら、事業の引き継ぎを本格的に考え始めるべきタイミングです。売却には準備から成約まで平均6ヶ月〜1年かかるため、引退したい時期から逆算して動き出す必要があります。現在は大手介護事業者の地域展開や異業種からの参入意欲が高く、買い手市場としては活発な状況です。都市部の駅近くの物件や地方の地域密着型事業所は引き合いが強い傾向にあります。
「まだ早い」ではなく「今から準備」の意識を
多くの経営者が「まだ売却は考えていない」と先延ばしにしがちですが、実際には「今から準備を始める」という意識が大切です。売却を視野に入れた経営改善(お金の透明化、組織体制の整備、ルールの徹底)は、売却しない場合でも事業価値を高めます。早めに専門家に相談することで、自社の今の価値や改善すべき点がはっきりして、より良いタイミングでの売却ができるようになります。